毎日歯磨きしているのに歯周病になるのはなぜ?意外と知らない原因について
- 医療ブログ

「毎日しっかり歯磨きしているのに歯周病と言われた」
「虫歯はないのに歯ぐきが下がってきた」
「定期検診で歯周病が進行していると言われてショックだった」
このような経験はありませんか?
歯周病というと、「歯磨きをしていない人がなる病気」というイメージを持たれている方も少なくありません。
しかし実際には、毎日きちんと歯磨きをしている方でも歯周病になることがあります。
今回は、歯磨きをしているのに歯周病になってしまう理由についてわかりやすくご説明します。
歯周病の原因は「磨いているか」ではなく「汚れが取れているか」
歯周病の主な原因は、歯と歯ぐきの境目にたまるプラーク(歯垢)です。
プラークの中には多くの細菌が存在し、その細菌が炎症を引き起こすことで歯周病が進行します。
ここで大切なのは、「歯磨きをしていること」と「汚れがしっかり取れていること」は別だということです。
毎日歯磨きをしていても、磨き残しが多ければ歯周病は進行してしまいます。
実際に歯科医院で染め出しを行うと、「しっかり磨けていると思っていたのに意外と汚れが残っていた」という方は少なくありません。
歯ブラシだけでは落とせない汚れがある
歯周病になりやすい場所として、「歯と歯の間」、「奥歯の裏側」、「歯並びが重なっている部分」「被せ物の周囲」などがあります。
これらの場所は歯ブラシだけでは十分に清掃できないことがあります。
そのため、歯ブラシだけでなくフロスや歯間ブラシを併用することが重要です。
歯ブラシだけで落とせる汚れは全体の約6割程度ともいわれています。
毎日丁寧に磨いていても、歯と歯の間の汚れが残り続けることで歯周病が進行するケースは珍しくありません。
歯石になってしまうと歯磨きでは取れない

プラークが長期間残ると、唾液中の成分と結びついて歯石になります。
歯石の表面はザラザラしているため、さらに細菌が付着しやすくなります。
そして一度歯石になってしまうと、どれだけ丁寧に歯磨きをしても自分では取り除くことができません。
歯科医院での専門的なクリーニングが必要になります。
そのため、毎日のセルフケアに加えて定期的なメンテナンスが大切なのです。
歯ぎしりや食いしばりも歯周病の進行に関係する
歯周病は細菌だけが原因ではありません。
強い歯ぎしりや食いしばりによって歯や歯ぐきに過度な力が加わると、歯周組織にダメージが蓄積することがあります。
特に近年はストレス社会ともいわれ、無意識の食いしばりが増えているとされています。
歯周病は細菌による炎症と、噛む力の負担が重なることで進行しやすくなります。
歯ぎしりのある方は、マウスピース治療をご提案することもあります。
→【丁寧な診療】熊谷市の歯医者エル歯科医院の治療方針について
全身の健康状態も歯周病に影響する
歯周病はお口の中だけの病気ではありません。
糖尿病や喫煙習慣、睡眠不足、ストレスなども歯周病のリスクを高めることが知られています。また、加齢による免疫力の変化やホルモンバランスの影響を受けることもあります。
特に糖尿病と歯周病は深い関係があり、互いに悪影響を及ぼし合うことが分かっています。
そのため、歯磨きだけでは予防しきれない部分もあるのです。
歯周病は自覚症状が少ない病気
歯周病の怖いところは、初期の段階ではほとんど痛みがないことです。
- 歯ぐきから血が出る
- 口臭が気になる
- 歯ぐきが下がった気がする
こうした症状があっても、「そのうち治るだろう」と放置してしまう方も少なくありません。
しかし、気づかないうちに歯を支える骨が溶け、最終的には歯が抜けてしまうこともあります。
日本人が歯を失う原因の第1位は虫歯ではなく歯周病です。
だからこそ、早期発見と定期管理が重要になります。
歯周病を防ぐために大切なこと

毎日歯磨きをしているのに歯周病になるのは、決して珍しいことではありません。
その理由には、
- 磨き残しがある
- 歯ブラシだけでは清掃が不十分
- 歯石が付着している
- 歯ぎしりや食いしばり
- 全身の健康状態
など、さまざまな要因が関係しています。
歯周病予防で大切なのは、「歯磨きの回数」ではなく「汚れをしっかり落とせているか」です。
ご自身ではきれいに磨けていると思っていても、実際には磨き残しが見つかることもあります。
当院では歯周病検査やクリーニング、ブラッシング指導を通じて患者様のお口の健康をサポートしています。
歯ぐきの出血や口臭が気になる方は、お気軽にご相談ください。
→【設備紹介】熊谷市の歯医者/エル歯科で治療に用いる機器などはこちらでご紹介しています
→【24時間WEB予約受付可能】熊谷市で歯医者をお探しならエル歯科医院へ